大衆酒場ベスト1000

2015年04月16日

第124回「晩杯屋(大塚)/かき酢」

本編の前に告知を2つ

■その1

当連載「大衆酒場ベスト1000」の本、第3巻が完成しました!

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今回の対談ゲストは、なんとあの全国の飲兵衛のカリスマ! 「酒のほそ道」の作者! ラズウェル細木先生!
さらにパリッコの描き下ろし漫画「よっ太の酒日記 -立石ハシゴ編-」も収録され、これまで以上に充実の内容となっております。

また、この発売を記念して、4/18〜30まで、中野タコシェさんで個展をさせてもらうことになりました!

詳細はこちらのページでご確認下さい。
4/18(土)発売となっております。




■その2

パリッコのオリジナルLINEスタンプ「酒たぬき」の第2弾がリリースされました!

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今回も様々な酒シーンに対応可能!
合わせて是非よろしくお願い致します!

販売ページ
酒たぬき 2
酒たぬき

告知失礼しました。
では本題へ。




すごすぎて逆に心配! あの怪物店が大塚に上陸!

晩杯屋(ばんぱいや)」という、関東の大衆酒場ファンには名の通った立ち飲み屋グループがあります。

元々は赤羽の超名店「いこい」で修行されていた方が独立し、武蔵小山に店を出したのが始まりで、大井町、大山、中目黒と順調に店舗を拡大されてきました。

最大の魅力は単純明快で、とにかく安くてうまい! これです。
ただしそんじょそこらの“安くてうまい”とは桁違いで、もう本当、常軌を逸してる。
この値段でどう計算したら儲けが出るんだ? って不思議に思っちゃうレベルなんですよね。

僕は今まで大井町店にだけ行ったことがあったんですが、噂には聞いていたものの、初めての時はやはりその圧倒的なお得加減に打ちのめされました。
飲みながら考えるのは「こんな店が近所にあったらな〜」ってことばかり。

それが最近になり、僕の働く池袋からそう遠くない大山に小綺麗な新店を出し、さらには中目黒なんてハイソな街にまで進出してしまった。
「いいぞ! もっとやれ!」なんて思ってたら、今年の3月ですよ! さらなる朗報が届いたのは!

なんと池袋のお隣である「大塚」に晩杯屋がニューオープン!

ヤバい。
大塚なんて池袋の東口からだったら歩いても余裕。
そんなご近所に、あの晩杯屋ができてしまうなんて…。

こりゃ〜行かないわけにはいかんべ!

というわけで先日、さっそく初潜入してまいりました。
そしたらこれがも〜、案の定最高!

どう最高だったんだって? まぁよかったら以下をご覧下さいよ。




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いよっ大塚店!待ってました!



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すみずみまでピカピカな店内



新しくきれいなお店ですが、趣は大衆酒場そのもの。
これから燻されて燻されてさらに味わいを増していくのが楽しみすぎます。
また、その歴史を一歩目からともに歩める嬉しさね。

ちなみに開店は15時で、この時も割と早い時間だったのでテーブル席の方には人がいなかったんですが、カウンターはほぼ満席。
さすが人気店です。

まずメニューに目をやり、あらためてその安さにうなります。
みなさまにも追体験してもらうためには、実際見てもらうのが一番でしょう。




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はい



ね? とんでもないでしょ!

煮込みが130円!? カサゴの唐揚げが180円!? マグロ刺しが200円!? 一体どういう世界なんだここは!

中でも今日、絶対に外せるわけがないのが「かき酢」。
偶然にもこの日がシーズン最後の生牡蠣提供日で、サービス価格でなんと110円だそうです。
チューハイとともに真っ先に頼み、やってきたのがこちら。




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かき酢(110円)チュウハイ(250円



合わせて360円。

かき酢は生牡蠣を特製のポン酢で和えたもの。




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牡蠣がゴロゴロ



何個くらい入ってるのかな〜? なんて箸で探ってみると、みっしりと底まで牡蠣が詰まっているのがわかります。
上の写真で確認できるのが6、7個。
その下に同じ分くらい隠れてて、たぶん倍以上の個数にはなりますね。
食べ放題のかき小屋にでも行かないとなかなか摂取しない量です。
いくらサービス品だからって、とんでもね〜!

このプリプリとした牡蠣を口へと運ぶと、爽やか〜な磯の香りが一気に広がり、ポン酢の甘酸っぱさと相まってもう天国!
安いだけじゃなく、驚くほどものが良いのも晩杯屋のすごいところなんですよね。
この天国をまだあと十数回分味わえるなんて、地球に生まれて良かった〜!

ちなみに今シーズンの生牡蠣、晩杯屋全店舗合わせて、10万人前が販売されたそうです。
スケールがでかすぎて想像もつかない…。
とにかくそのくらい大人気で、また大量に仕入れるからこそ、お客さんにも安価で提供できるということなんでしょう。
また来期、ここで絶品の牡蠣と再会できることを心待ちにしています!




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ふきのとう天ぷら(130円)



お次はこちら。
この時期の季節を感じられるメニューって、なんだか妙に嬉しいもんですよね。

熱々のうちに一口かじると、強〜烈な春の香り! そしてふきのとう独特のほろ苦さと、衣の油、塩味のハーモニー。
比喩や大げさとかでなく「フフッ」って声出して笑っちゃいましたよ。
小さめにだけどね。

あ、これだめだ。




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こっちいかないと



お酒(菊源氏)(250円)
常温で。
最高。

なのでさらに好物でたたみかけましょう。




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活け〆桜ぶり刺し(200円)



ブリの旬といえば冬、寒ブリのイメージですが、産卵の為に南下する3月〜4月に獲れる三重県産の天然ブリをこう呼ぶんだそうです。

ものすっごい大ぶりの切り身が5枚。
ちょちょんと醤油を付けて食べると、これまた爽快な香りが口いっぱいに広がります。
そしてしつこさの全くない脂の甘味。
この値段でこの質と量、何度でも言うがすごすぎる!




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甘えび(180円)



もう勘弁してくれ! と発狂寸前ですが、これまたとんでもないですぜ。
プリンプリンの甘海老が、1、2、3、4……7か8尾?

でね、これが衝撃的に甘〜〜〜い!

超新鮮なんだろうなぁ、ひとつ食べるごとに醤油皿に少しずつ濃厚な味噌が溶けてゆき、小皿の醤油が、後半になればなるほど旨味たっぷりの海老味噌醤油へと変化していくんですよね。
これに甘〜い身を浸して食べる幸福といったら!

はぁ〜、大満足。
今日はこれくらいでごちそうさまにしましょう。

合計でいくらだ? こんなに新鮮でうまいものを罰が当たるほど食って、1万円くらいいった?

え? 1,120円

笑うしかないですよねぇ……。




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晩杯屋 大塚北口店 - 大塚/立ち飲み居酒屋・バー [食べログ]
住所:東京都豊島区北大塚2-12-4
電話:03-5980-7846
アクセス:JR山手線大塚駅・都電荒川線大塚駅前




告知

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「週刊アサヒ芸能」にて、パリッコが文章を担当する「一杯酒場」連載中!



新しい本を作りました!

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酒の次にカレーが好きなパリッコが、コンビニ、スーパー、百均などで"100円台"までで手に入るレトルトカレー"54種類"を食べ比べ、徹底レビューしました!!!

「安レトルトカレーの研究(1)」
文と絵 / パリッコ

¥500(税込)
A5判・計44ページ
2014年7月6日発行

詳細、購入はこちらのページ




























  




posted by パリッコ at 10:46 | Comment(1) | 第101回〜第125回
この記事へのコメント
都電荒川線で、下町に飲みに行く事が多いので、良い情報有り難うございます。
前にレポートされてた石神井公園の「いせんろう」の2号店が南口駅前にできましたね。
そう言えば、昨日行った田端の立ち飲み三楽の安さにはビックリしました。
チューハイ250円
エビ入りかき揚げ100円
シメサバ150円
等。
カウンターにお金を置いておくと、そこから引いていってくれる方式もナイスでした。
今後も楽しいレポート期待してます。
Posted by 大雑把 at 2015年04月16日 12:13
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