味わい深い店内で、専門店の味をリーズナブルに堪能!
今回も前回に続き、ちょっとゆるめにお送りしたいと思います。
とある休日、見たい展示があって、朝から妻と「東京都現代美術館」へ出かけました。
で、一通り堪能して「あ〜良かったね」なんつって、時間がちょうどお昼過ぎ。
あまり来たこともない街ですし、お昼がてらちょっと飲めるようなお店を探したくなるのは当然ですよね。

プラプラと川沿いを歩き、
「森下」の方までやってきてしまいました。
森下といえば名酒場の密集地帯。
目的のお店があったわけじゃないんですが、なんとなく足が向いてしまって。
だけど渋谷や新宿とは違う下町ですから、昼から飲める店がバンバン営業しているわけでありません。
どこか良さげなお店はないかな〜? と、注意深く街を探索していると、

お、なんか雰囲気のある一画が

「天ぷら」ね…
いいじゃないですか、天ぷら。
休日の昼下がりに天ぷらの油をビールで洗い流すなんて、想像しただけで喉がなります。

あ、値段もお手頃
よし! 決まり!
というわけで、今日はここ「天ぷら 満る善」さんにおじゃましてみることにします。
店内はカウンター数席。
年季の入った、仲むつまじそうなご夫婦ふたりで営業されており、空気感がすでに完璧です。
天ぷら一人前(850円)、天ぷら定食(950円)、天丼(750円)、天丼上(1100円)、お新香(200円)、なめこ汁(250円)、といった食事類の他に、ちょっとしたおつまみもわりと充実してますね。

森下で「柳川丸鍋」なんて、ちょっと粋がすぎるかな…
などと少々悩んで、僕は「まぐろぬた」を選んでみました。
お酒はビール(650円)と清酒一級(400円)のみ。
合わせてビールを注文。

まぐろぬた(500円)
さっそくやってきたこのぬたが、きっちりとうまい!
マグロの身は味が濃く、酢味噌、ネギ、海苔の風味、食感と絶妙に絡み合って、ビールがすすみます。

突き出しのお新香、お新香の理想形

昼からこういう状態
はい、天国ですね。
おっとそうだ! これで満足して天ぷらを忘れてる場合じゃないので、頼んでおきましょう。
妻は「天ぷら定食」、僕は飲んでるので「天ぷら一人前」をお願いしました。
天ぷらはもちろん、ご主人がその場で揚げて、

こんな風に
カウンター上の天台(バット)に絶妙なタイミングで出してくれます。
これぞ専門店ならではの嬉しさですよね〜!
ちなみに一人前の内容は上の、エビ、キス、穴子に、

イカ、シシトウ、もう一回エビ!
って感じでした。
値段はリーズナブルながら、写真を見ればいわずもがなだと思いますが、味はもう最高!
ご主人の熟練の技が一品一品に冴え渡り、カラッと軽やかな衣の食感と、ホクホクのキス、フワフワの穴子、プリプリで旨味濃厚なエビといった、それぞれの素材の持ち味とのハーモニーをただただ堪能させていただきました。

ちなみに定食のセットはこう
ご飯にもそりゃ〜合うだろうな!

は〜、良い午後だ
というわけで、なんだか出来過ぎなくらいに良いお店に当たってしまった休日の昼下がりでした。
外食といったら大衆酒場が圧倒的に多い僕ですが、たまにはこういうお店もいいもんですね。
またいこっと!
おわり
天ぷら 満る善
住所:東京都江東区森下1-18-1
電話:03-3631-1931
アクセス:都営地下鉄新宿線、大江戸線 森下駅
告知
最近おとなしすぎませんか?今回も「え?これで終わり?」てな感じ。
当コラムも第100回くらいまではパリッコさんの弾けぶりが面白く、単なる良いお店紹介以上の「何か」が確実にあったと思うんですが‥
音楽活動もお忙しいとは思いますが、「もっとパリッコ自身を晒してほしい」が正直な気持ちです。ちなみに私が一番好きなエピソードは、浅草の「福ちゃん」を紹介した回です。
勝手なことばかり書いて申し訳ありません。大衆酒場ベスト1000が本当に千回を迎えられるように心から願っております。
年末、万世橋でカツサンドの
コンプリートとか、贅沢しすぎたバチ、
ですかねw
冗談ですw
森下っていうあえて外してる感の
スポット紹介、個人的には大好物でした。
大江戸線で、あと3駅も行けば、月島にだって
足を伸ばせたのにw
苦言を呈するなら。
なぜ、明朝体フォント+ひらがな店名がいかめしい、
「キッチン ぶるどっく」に入らなかったのか、ですw
今回くらいの文量で、そこで飲めるのかよシリーズってのも
ありだと思うので、ゆるめの更新、よろしくお願いします。
貴重なご意見、まことにありがとうございます。
真摯に受け止め、精進していけたらと思います!
何卒、よろしくお願いします。m(_ _)m