大衆酒場ベスト1000

2010年06月16日

第14回「秋元屋(野方)/半焼きちれ」

もっと早めに行っとかなかったこと…猛省してます

焼きとんの「秋元屋」さんといえば、西武新宿線の野方というなかなか地味な街にあるにも関わらず、関東近郊の大衆酒場好きで知らない者はいない程の超有名店ですよね。
実は僕、つい先日までここ、行った事なかったんです。
これは相当に由々しき事態。
「偉そうにこんな連載やってる場合じゃねぇだろ、クソ野郎!」と言われても返す言葉はありません。

もちろん自分も西武線ユーザーではありますし、前々から行きたいとは思ってたんですよ。
ただ混同されてる方も多いかも知れませんが、僕が普段利用している西武池袋線と野方のある西武新宿線って、実は意外と縁がないんすよね。
起点はそれぞれ池袋と新宿だし、ずっと微妙な距離を保ちながら平行に走って、やっと交わるのが所沢っすよ!
近いようで遠い物、見えているのに届かない物、掴もうとすると指の間からサラサラとこぼれ落ちてしまう物と聞いて僕がまず思い浮かべるのは“西武新宿線”に他なりません。

とまぁ、単なる言い訳に過ぎませんが、とにかくこれまで行くきっかけのなかった秋元屋さん。
先日某有名TシャツブランドオーナーのUさんと「飲みましょう!」って話になり、お互いの行動範囲からちょうどいい位置にあった事もあって、ついに初訪問を果たして来ました!

結果?言わずもがな、噂通りの超名店でしたよ!

その日僕は、秋元屋に初めて行けるというワクワク感で14時くらいから仕事が手についておりませんでした。
18時ちょうどに池袋の事務所を出発し、はや歩きを駆使して5分で駅へ。
無駄のないコース取りで高田馬場を経由し、西武新宿線に乗り換え野方へ。
駅からほぼ30メートルの秋元屋に着いたのが18:30ジャスト!
我ながら好タイムを叩き出せたのではないかと思います。

で、平日のその時間ですでに、お店は外の席まで人で溢れ返っており、ワイワイとすごい活気。
以前は秋元屋の敷地ではなかったという隣の建物まで秋元屋のフロアに改装されていて、満席状態です。
さすが人気店ですね!

不安を感じながら人数を告げると、運良くお店の最深部、のれんの奥のボックス席に案内してもらえ一安心しました。
戸棚や洗い場の真横(というか調理場の中に無理矢理席を作った感じ)で、なかなかおもしろい席ですよ。




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席からの景色





まずは生ビール(530円)、そしてこれだけは外せないれば刺し(350円)を頼みます。




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れば刺し/350円





ご覧の通り見事なレバーで、質も量も申し分なし!
塩がまぶしてあるので、テーブルの上にあるゴマ油を回しかけて頂きます。

次はホッピーいきましょう!
ホッピーセットは380円、ナカ、ソトはそれぞれ250円です。
一般的には白か黒って感じだと思いますが、ここは“赤”“黒”と表記されてますね。
珍しいから何も聞かずに赤を頼んでみたんですけど、要するに普通の白ホッピーでした。
少し調べてみると、王冠の色が普通のホッピーは赤、黒ホッピーは黒と分かれているので、赤っていう呼び方もあるみたいですね。
たぶんですけど。

それからここは酎ハイ(380円)も炭酸水と焼酎が分かれて出て来きて、焼酎もたっぷりなので、ナカを追加するとと2杯は飲めてしまいます。
他にもキンミヤ焼酎の梅割り(300円)、ぶどう割り(300円)、バイスサワー(380円)なんかを始めとして、各種焼酎、日本酒、ウイスキー、ワインにマッコリ等々、これぞ大衆酒場!っていうラインナップで飲み物だけでも飽きずに色々楽しめます。

さて、肝心の焼きとんの方も頼んでいきましょう。
100円の串が17種類、120円の串が10種類、150円の串が4種類、ハムステーキ、手羽先、牛上みのが200円、その他野菜焼きも各種あります。
ラインナップを見ると、バラやかしら、はらみ、なんこつといった一般どころはもちろん、かしらあぶら、しろ、ひら、てっぽう、あぶら、トロ等、もつ系も大変充実しており選ぶのが一苦労。
今日のオススメも壁のホワイトボードに記されているので、やっとの思いで気になるところを一通り注文しました。

程なくして届いた串は、どれも値段に見合わぬボリュームと絶妙な焼き加減。
味付けも最高で、串から肉を引き抜いて口へ放り込んではお酒をガブガブ、このループが確実に幸せの絶頂へといざなってくれます。

また秋元屋最大の特徴とも言えるのが“味噌”!これがたまんないです。
甘めでニンニクが効いており、あっさり食べたい串以外は、一度味噌味で頼んでみる事をオススメします!

というわけで、噂通り、いや噂以上に、どこをどうとってみてもハイクオリティなお店だった秋元屋さんなんですが、中でも特に気に入った1品がこちらでした。




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半焼きちれ(中央)/100円





たん、はつ、ちれ等一部の串は“半焼き”で頼む事が出来るんですが、半焼きの素晴らしさはもはや語る必要もないですかね?とにかく最高!
最も感動したのが“ちれ”で、部位でいうと“脾臓(ひぞう)”になるらしいんですが、秋元屋特性の味噌味にベストマッチだなと感じました。
特に食感が未体験ゾーン。
物凄いフワッフワなのに独特の歯応えがあり、強いて表現するならテンピュール?
味にクセはなく、旨味と食感でガツンと持っていかれますね。
全国1億数千万人の半ナマ派の皆様、是非お試し下さい。

さて、この名店秋元屋ですが、ここで修行した方がその味、ノウハウを引き継いで開いた新店なんてのもちょこちょこ出来つつあるらしく、大変嬉しい事ですよね。
是非そちらも近々チェックしに行くとして、今回はまーこのへんで!

ではー。




秋元屋 あきもとや - 野方/居酒屋、もつ焼き、焼きとん [食べログ]


posted by パリッコ at 12:00 | Comment(2) | 第1回〜第25回
この記事へのコメント
膵臓(すいぞう)ではなく脾臓(ひぞう)ですよっ。
Posted by チレは at 2012年11月30日 06:24
↑の件、ご指摘どうもありがとうございました!
不勉強お恥ずかしいです。

ウェブマスター様に修正以来をお願いしておきました。

今後ともよろしくお願いします。
Posted by パリッコ at 2013年01月07日 16:46
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