大衆酒場ベスト1000

2010年04月14日

第10回「友愛(練馬)/牛ミスジ大霜さし」

うまい肉居酒屋の最高峰!

本連載「大衆酒場ベスト1000」も10回目を迎えまして、残す紹介すべき大衆酒場が990となりました。
今後ともご贔屓の程、よろしくお願いします!
今回はその記念ってわけでもないんですが、お店紹介の前に“居酒屋ちょっといい話”からお読み頂いてもよろしいでしょうか?
いや、とあるブログでちょっと感動するお話を見つけてしまったもので。

以下、アル中ハイマー日記:ますますファンになった・・・練馬 『友愛』より引用
ここに書いても良いのか悩んだが、新聞記事にもなったらしいので許してもらおう。
あえて紹介する。
ある女性がご主人のDVに悩み、ついに子供2人を連れて家を出て、暴力から逃れ母子寮で生活していた。
母子3人でお風呂屋さんから帰る途中、焼鳥屋の前で「いい匂いがするよ。」と育ち盛りの子供がねだる。
切り詰めた生活の中で困っている母親。
すると焼鳥屋の大将は子供たちにコロッケや唐揚げをご馳走し、お土産まで持たせたらしい。
記事によると母親は「今も思い出すだけで涙が出ます。」と語ったようだ。





いや、たったこれだけのシンプルな話なんですけどね。
お店の大将の素晴らしい人柄が伝わる美しいエピソードじゃないですか?
こんなお店、本当にあるなら行ってみたいもんだよねー。
ハイ可能です!
勿体ぶってすみません。
実は上のエピソード、何を隠そうこれからご紹介する、練馬は「友愛」さんの物なのです!

というのも、後述しますがとにかく何もかもがパーフェクトで居酒屋通たちの間ではすでにお馴染みの友愛さんなんですが、今回記事にするにあたって僕、あらためてインターネットで情報を確認、整理していたんですね。
そしたら上のエピソードに出会ってしまった。

泣きましたよ。
だって納得いくんだもん。
「あの大将ならそうするだろうな」って。

さて、あんまりお涙頂戴やっていてもしかたないので、この素晴らしき大衆酒場を紹介していきましょう!
友愛さんは西武池袋線、地下鉄各線の「練馬」駅から徒歩5分くらい、ちょっと懐かしい雰囲気の商店街の外れにあります。
店内は居酒屋ってよりは街の洋食屋さんって感じで、白が基調の明るい店内にカウンター、それからテーブルが3組、割とギッチリ並べてありますが、居心地の悪さは皆無です。

お店の魅力はもうごくシンプル。
ずばり、“肉がうま過ぎる”“値段が安過ぎる”の2点!
ここにもう1つ加えたい“店員さんの人柄が最高”は、上のエピソードで十分伝わってると思いますので割愛させて下さい。

マスターは肉の卸しをされているらしく、つまり肉のスペシャリストであり、全面的な信頼をもってその身を委ねて問題ありません。

例えば、我々ドランカーにとってやんごとなき求心力を誇る“肉刺”。
「和牛大トロさし」が1,000円、「和牛赤さし」「馬さしみ」等々が800円
大衆酒場にしては高いですか?
とんでもねぇ!
実際に頼んで頂ければ分かると思いますが、もう黙るしかない質の生肉が「こんなにいいの?」ってくらい出て来ますから安心して下さい。
最初はルイベ状で供され「3分くらい待つと溶けて色が変わってくるから、そしたら食べてね」ってな事を言われますのでお行儀良く待っているとその通り、時間の経過と共に、綺麗なピンクや鮮やかな赤が目の前に現れます。
一切れ口に運べばもう、甘い!トロける!それだけ!
赤身のさっぱりとした肉の旨味、馬肉のあの口の中に絡み付く、チョコレートすら思わせる甘味、あーもう思い出しただけでたまんねぇ!
またそれが時間の経過と共に味わいや舌触りを変化させ、何度食しても新鮮な驚きがあるんだ。
それから是非モノなのが“ガツさし”こんなにしっかりしたガツ見た事ないって感じの大振りに、絶妙な正油ベースの味付けがされており、張りのある歯応えもたまりません。
このガツさしなんて300円ですよ?
あ〜〜、…酒飲みてぇ!

それから焼鳥類!
今までそれこそ数え切れないくらいの焼鳥屋に足を運びましたが、それでも「ここがの一番うめぇ!」って串が1種類や2種類じゃない!
とにかく色々食べてみて欲しいですねー。
なんたって、1串90円〜ですよ?
天国かここは!?

1品料理も色々あります。
牛スジやらモツの煮込み系、サイコロステーキとか、牛しぐれ焼とか、サーロインステーキなんかの肉系は特に充実。
「ツチノコ」なんて珍しいメニューもありますよ。
これは見た目から来たネーミングでしょう。
「ツチノコか!」って突っ込みたくなるくらいぶっとくてプリッとした鶏のささみに風味の良いワサビを挟み込んで、特性のタレを塗って焼いたものです。
肉はレアで、そこに効き過ぎるくらいのワサビがアクセントを加え、甘めのタレが全体をまとめあげてとにかく絶品です!

それから個人的にどうしてもオススメしたいのが「メンチカツ」
これがねー、超揚げたて!
超肉!
街の一般的なお肉屋さんのメンチカツの“肉々しさ”を“1”としましょうか。
友愛さんのメンチの肉々しさ、ざっと“50”!
つまり、街の一般的なお肉屋さんのメンチカツの“肉々しさ”を“100”とすると、友愛さんのメンチの肉々しさ、ざっと“5000”!
…まーこの辺は主観でしかないので各自確認してみて下さい。

とにかくメニューが多くてとっても何回か通っただけじゃ制覇し切れないので、行かれる方は色々試して、あわよくば僕にもレポートして下さいね!

つーわけで、ここらで今回のタイトルの1品を紹介したいと思います。
友愛さんに初めてお邪魔した夜、我々が慣れぬ客と見た大将は色んな話を振ってくれました。
今食べているのがどんな肉であるかから、世間話、果ては「次はクーポンを持って来た方が得ですよ!」なんて情報まで笑。
えらそーな感じじゃなくて、とっても丁寧で、節々に「ありがとうございます」が挟まれるので、申し訳ないくらい良い気分で飲み食い出来ましたよ。
そんな中教えてもらったのが、「来週、2ヶ月に1度くらいしか入荷のない稀少部位“ミスジ”が入りますよ。」という情報。
これは行くっきゃねぇべ、って事でもちろん食って来ましたよ。

1頭から数百グラムしか取れず、幻の肉とされているミスジですが、この店のすごい所は独自のルートにより、A4ランクの値段でA5ランクの和牛のミスジを仕入れる事が可能という点。
(こうこうこういう理由で〜、って言ってたんだけど忘れてしまいました…)
これを勿体ぶらず、他の肉刺しと同様にたっぷり皿に盛り、値段は(イレギュラーメニューゆえ確認忘れたんですが)1,000円くらいだったと思われます。
味の方はもうパラダイスとしか言い様が無く、強いて言えば“こんないいもん、食い過ぎたらバチが当たって早死にするわ”って感じ。
赤い身にきめ細かく入るサシは、どんなグラビアアイドルにも負けないフォトジェニックさがあります。




0414_01.jpg
牛ミスジ大霜さし/1000円くらい





あー、思い出しただけでヨダレが出て来て、むしろもう眠くなって来ちゃったので、今回はこの辺でいいですか?
そうですか、では失礼します。

あ、言い忘れてた!
酒の値段は、ウーロンハイが1杯300円、こっから推し量って下さい!
ランチあり!
とにかく最高の1件やで!!!

それでは失礼します。




友愛 - 練馬/居酒屋 [食べログ]
アル中ハイマー日記


posted by パリッコ at 12:00 | Comment(0) | 第1回〜第25回
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