大衆酒場ベスト1000

2009年12月05日

第1回「かぶら屋(池袋)/赤ウインナーフライ」

全居酒屋の指針となり得る名店!

 「かぶら屋」という、安くておいしい大衆居酒屋のお手本のような店があります。数年前までは池袋東口に、立ち飲みの1号店、席を設けた2号店の2店しか無かったと記憶してますが、次第に色んな街で見かけるようになり、なんと現在22店舗!先日どマイナーな地元、大泉学園にまで出店しているのを見つけた時はさすがに「おいみんな、あれを見ろ!」などと街人たちに向けて大声でどなりつけてしまいました。で、イケイケどんどんで次々出来る新店ですが、僕の乏しい舌で判断した所、チェーン展開に伴ってお料理の質や味付けが変になるとかって事も無く、例えば串揚げなんか、衣加減、揚げ加減、ソースの浸し加減など、どこでもきっかりおんなじにやってくれてるので頼もしい限りです。

 そんなかぶら屋の魅力と言えばまずはお値段。焼きとん、串揚げ、静岡風おでんの3本柱をお料理の主軸としており、1本/1品80円〜でバリエーションも豊富。お酒もチューハイ300円〜って感じで理想的です。次にもちろん味!僕の乏しい舌で推測した所、赤ワインみたいなもんが決め手になってるんじゃないかと思われる焼きモノの“タレ”が好きですね。甘めでコクがあり、たっぷり多めに付けてくれるのもいい。串を塩で頼んだ記憶がありません。おすすめは、250円くらいでたっぷりと出て来る“レバから”。レバーのからあげですね。それからおでんの中でこれだけ単品小皿で供されるトロトロの“牛スジ”。焼きとんだと“シビレ”が特に好きです。まぁ何を頼んでもおいしいですけどね。

 そんなかぶら屋さん魅惑の品々の中でも、行けば絶対!とりあえずのビールと一緒に頼む!ってメニューがありまして、それが“赤ウインナーフライ”!です。赤ウインナーのフライです。こちら1本100円で、同額でも例えば大ぶりの豚バラにネギをしっかりと挟み込んだ“串カツ”なんてのもあるんですが(それはそれで毎回頼むんですが)、そういった品を差し置いて個人ランキング不同の1位を獲得している逸品でして、これが堪らないんですね。




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赤ウインナーフライ/1本100円





 そもそも“赤ウインナー”ってなんだっけ? というわけで、wikipediaより↓。

赤いウインナー
日本独自の商品として、表面を赤く着色したウインナー・ソーセージがある。これはソーセージに良質の素材を用いることができなかった昭和中期に考案されたもので、プレスハムなどと同様に発色の悪さを隠すための苦肉の策であったと伝えられている。しかしながら現在ではたこさんウィンナーに代表されるお弁当の定番として多くの日本人の支持を得ているほか、アニメなどを通じて日本固有の食材として世界にもその存在を知られるに至っている。

 “赤いウインナー”という響きがなんだかミステリアスですが、つまりは昭和の名残りを現在に残すお茶目な食材と言った所でしょうか。存在感も素敵ですよね?

 さて、B級オブB級って感じのこの“赤ウインナーフライ”。他のウインナー類に無い独特の油っぽい甘味と、サラッとしていて酸味が立ち、しつこさの無いソース、そして串に刺さった3本のウインナーをまるで専用ケースのごとくムラ無くコーティングする衣の歯触り。これらが互いを引き立て合い、見事な掛け算によって、素材のポテンシャル以上の美味を生み出しているという訳なのです。クセになるというか、中毒になる味。

 そんなわけで、次々と新店増殖中のかぶら屋さん。お近くにお出向きの際には、是非立ち寄ってみたらいいんじゃないですか?それではまたー。




かぶら屋


posted by パリッコ at 12:00 | Comment(0) | 第1回〜第25回
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