大衆酒場ベスト1000

2012年09月20日

第67回「ブラジリアンレストラン コパ(成増)/シュラスコ」

前回ご紹介した「たぬきや」さん、色んな意味でインパクトが大きかったらしくいつも以上のたくさんの反響を頂きまして、お読み頂いた皆様本当にありがとうございました。
で、続く今回ですが、また全っ然毛色の違ったお店について書いてみようと思います。




肉、肉、そして肉!気軽に南米の風を感じられるシュラスコ専門店!

みなさんは“シュラスコ”ってご存知ですか?

ブラジルなどでポピュラーな料理らしいんですが、説明は僕より上手なウィキペディアから引用させて頂きます。

シュラスコ(ブラジルポルトガル語:churrasco、シュハスコとも)は、鉄串に牛肉や豚肉、鶏肉を刺し通し、荒塩(岩塩)をふって、炭火でじっくり焼いたブラジルをはじめとする南米の肉料理である。
ブラジルポルトガル語ではシュハスコと発音される。
日本ではブラジルのものが知られているが、隣接するスペイン語圏では「チュラスコ」又は「アサード」と呼ばれ、アルゼンチン、ウルグアイ、ボリビアなどでも供される肉料理でもある。

要するに肉に粗塩をまぶして豪快に鉄串にブッ刺し、炭火でじっくりと焼くという、どう考えてもうまいに決まってる料理です。

そんな異国情緒たっぷりのシュラスコを気軽に楽しめるお店が、板橋区の「成増」という駅に存在するんですね。

成増、この連載に登場するのは3回目になるでしょうか。
前回はもつ焼きの「とん八」をご紹介しましたが、今回ご紹介する「ブラジリアンレストラン コパ」さんも、とん八の並びにあります。
コパは以前は付近の大通りに面した別の場所にあったんですが、最近移転してこちらにやって来て、これがかな〜り地味な通りなんですよね。




0920_01.jpg
入り口もこの地味さ!



初めての方はちょっと見つけるのに苦労するかもしれませんが、頑張って探してお店のある2階へと上がっていきましょう。




0920_02.jpg
バーン!



どう見てもスナックを改装した感満載の店内!
ちょっと不思議な空間ですが、広々としていて居心地はとてもいいです。

さて、ここで先にお店のシステムを説明してしまいたいんですが、基本的にこちら、食べ放題、飲み放題になります。
価格はジャスト4,000円

大衆酒場と謳うには少々お高い印象ですけれども、これからご紹介する内容を考慮してもらえればきっと納得してもらえると信じています!

※ちなみに飲み放題が付かない食べ放題だけの値段は、全く目に入ってなくて失念してしまいました。すいません!


席に着くとまず店長さんから、シュラスコに関する説明を受けます。
この店長さんが独特の雰囲気のある愉快な方で、しかもめちゃくちゃ親切です。
お店のシステムからおすすめ品、さらにはたくさん食べてシュラスコを十分堪能するためのコツなんかまで教えてくれます。

そして食べ放題のシュラスコで最大の特徴とも言えるこんなカードが1人に1枚配られ、いよいよ夢の2時間がスタート!




0920_03.jpg
表 Yes Please! Sim Obrigado!!



0920_04.jpg
裏 No Thanks! Nao Obrigado!!



おわかりだとは思いますが、これ、お客さんが店員さんに意思表示をするためのカードなんですね。

というのもこちら、食べ放題と言ってもいわゆるビュッフェ形式ではなく、店員さんが鉄の串に刺さった焼きたてのお肉類を順に、こちらの食事の進行状況なんかを見ながら席まで持って来てくれ、欲しい時は表、いらないときは裏を出しておくという方式なんです。
おかげでいつでも熱々のお肉が頂けますし、様々な部位を満遍なく味わう事が出来ます。
また、でっかい塊から削ぎ落とされた肉汁したたるお肉をトングで受け取って食べるこの豪快さ、これがまた気分を盛り上げてくれるんですよねー。
「うおー、肉食ってる!」って感じで。

あ、でもこれとは別に、厨房の前にはいつでも取りに行けるサラダや各種の料理も用意されています。
まずはビールでも頼んで、そちらを見に行ってみましょう!




0920_05.jpg
生野菜!



0920_06.jpg
フルーツ、各種サラダやオリーブ、バゲットなどのアクセント!



お皿が倍に見えるのは奥に鏡があるからですw

しかしどうですこの美しさ!
プチトマトなんかヤバいっしょ。
この几帳面な盛りつけを見ただけで「あぁ、丁寧な仕事をしてくれるお店なんだな」ということがわかります。

これら全て、いつでも自由に食べて大丈夫なんですよ。
野菜の中にホワイトアスパラとかヤングコーンとか、あまり一般的なサラダバーで見ないような物があるのも嬉しいですよね。
特に俺、ヤングコーン好きなんだぁ。
ヤングコーン食べ放題+飲み放題で2時間分の元を取ってしまった感さえあります。

さらにさらに!




0920_07.jpg
こんな風に



お肉の煮込み料理やご飯なんかも用意されています!

つまり




0920_08.jpg
肉ゴロッゴロのビーフシチュー!



とか




0920_09.jpg
ホロホロの牛すじのコーヒー煮込み



なんかも、好きなだけ食べ放題!

ビーフシチューなんかもう肉が存在感を主張しすぎちゃって、ビーフシチューと言うより“ビーフ(シチュー味)”みたいになってますよね。
食べ放題テンションで気兼ねなく放り込めるお肉によってもたらされる、口中の満足感と言ったらもう!

さらに気に入ったのが牛すじのコーヒー煮込みで、他では食べたことのない料理ですが、コーヒーの風味は全くと言っていいほど感じず。
ただきっとコーヒーの作用なんでしょう、牛すじのオイリーさやしっかりした肉質はきちんと残っていながら、1口噛むとパラパラとほぐれて旨味が広がる極上の仕上がり!
ここにたまらない香ばしさが加わっているのもコーヒー効果の1つかもしれません。
ブラジルでは一般的な料理なんですかねー!
だとしたら作り方調べて家でも真似したいくらいっす。

さて、この時点ですっかり満足してしまいそうなコパの絶品料理たちですが、ここからが本番!
って言うかまだシュラスコに辿り着いてないし!

というわけで、ここからは怒濤のシュラスコ天国を一気にご紹介します。




0920_10.jpg
フランゴ(とりもも)



まずは鶏から。

ブラジルから取り寄せたというシュラスコ専用グリルでカリッカリに焼かれた鶏のもも肉。
一見消し炭みたいですけどナイフを入れると肉汁が溢れ出すプリップリの仕上がりです!




0920_11.jpg
カラプレーザ(辛ソーセージ)



今度は豚。
お店手作りのソーセージはスパイスが効いて肉々しく、満足度高いっすー。

ちなみに写り込んでいるポテトはお店の方が持って来てくれて、これもなくなったら足すかどうか聞いてくれます。
マックのポテトに似てて(褒めてるつもり)すげー好きな味でした!




0920_12.jpg
モーリョ ヴィナグレッチ



とはお肉の種類のことでなく、この上に乗ってるソースのことです。
別皿で頂けるお酢をベースにしたソースで、気が向いた時に付けながら食べるとさっぱりとした味わいが気分を変えてくれます。




0920_13.jpg
ピカーニャ(ノーブルサーロイン)



来た!牛!
これぞ牛肉の醍醐味!って感じで、赤身肉の旨味を塩味が120%引き立ててます。
う〜む、至福…。




0920_14.jpg
ポルコ(豚バラ)



うわ〜全ての肉の中で俺が一番好きなやつが来ちゃったよ〜!豚バラ!
この日は早い時間に行ったのが幸いしたのか、店員さんに「はじっこが一番おいしいんですよ」と説明して頂きながら、その一番おいしいとこをもらっちゃいました!
しかもポテト比で感じて下さいよ、このサイズ!
噛み締める度に口じゅうに広がるあの旨みの詰まった脂!
たまんね〜!これはヤバすぎる!




0920_15.jpg
カパ ジ フィレ(肩ロース)



だったかな?たぶん。
なんだか肉酔いしてもうよくわからなくなって来ました。




0920_16.jpg
コラソン(ハツ)



こちらは鶏のハツです。
プリンプリンでうまいー。




0920_17.jpg
ローストビーフ



鉄串で焼いたお肉ではない、こんなのもたまに挟まれたりします。
味はもちろん言う事なし!




0920_18.jpg
フィレ



うーん、もうわけがわからなくなって来た!
とにかく食う!
とにかくうまい!

そして、




0920_19.jpg
アルカトラ(トップサーロイン)



お店の一番の売りとも言えるインパクトのある串が運ばれて来ました!
部位はトップサーロイン!




0920_20.jpg
見事な肉質



なんか小汚い写真ですみません…。
しかもさっきから赤身の牛肉は絵が似てるね。

とにかくこれもしっかりとした肉質ながら、スッとナイフが入る柔らかさ。
その上ジューシーで「ピンク色にサシが入った高級なやつもいいけど、牛肉のうまさってやっぱこれだよな〜」と通ぶりたくなるような極上のお味。

以上、行った日はこれで一周という感じでした。
でですね、情けない事にこの日、僕はたったの一周でギブアップ!
ここでもう緑のカードをそっとピンクにひっくり返してしまいました…。

言い訳になりますが、写真だとちょこちょこ来てるように見えて、すでにけっこうな量の肉を食べてるんですよね。
けど次回はもっとコンディションを整えて最低でも2周はしたいなぁ、悔しいなぁ。

まぁお酒の種類もかなり豊富で、この時点でビールからワインからたらふく飲んでますからね。
やっぱり悔いはありません。

そしてラスト、カードをピンクにひっくり返すと店員さんが最後に持って来てくれるものがあります。
それがこちら、




0920_21.jpg
アパカシ(焼パイナップル)



あっつあつで超ジューシーなパイナップル!
「え、何それ、まずそー」とか思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これが少し肉疲れした身にとっては驚くほどにうまい!
しかもパイナップルは肉の脂かなんかを分解するとかなんとか、あやふやで申し訳ないですけど、肉と一緒に取るのは理にかなっている食材らしいです。
つまり身体が欲っしているってやつなんでしょうね。
一度は体験してみて欲しい味わいです。


というわけで、この連載では初のブラジル料理のお店であり、エンドレス肉天国であるコパ。
おいしいし楽しいしでとっても満足度が高いので、ご興味を持たれた方は是非体験してみて下さいね!

それでは失礼しますー。





より大きな地図で パリッコの「大衆酒場ベスト1000」 を表示

ブラジリアンレストラン コパ COPA - 地下鉄赤塚/ブラジル料理 [食べログ]




告知











posted by パリッコ at 12:00 | Comment(0) | 第51回〜第75回
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。