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2012年11月21日

第70回「かいゆうてい(那覇)/ソーキ炙り」

パリッコの沖縄レポートその1〜入門編〜

めんそ〜れ〜!
ピコピコカルチャージャパンをご覧のみなさま、なんくるないですか?

…おっと失礼、実はつい先日まで沖縄に行っていたもので、まだ“ウチナーンチュ”が抜け切れておらず。


と、沖縄県民の方が読んだら「なめんな」と怒られそうな始まり方で失礼します。
実はこの11月に、結婚記念日ってやつに合わせて沖縄に行って来てしまいました。

以前チミドロのスズキナオさんの連載「早く老人になりたい」で「片道1円の飛行機に乗って福岡へ行ってきた話」という回がありましたよね。
これを読んで「いいなぁ」「羨ましいなぁ」なんて思っていたんですが、1円とまではいかないんですけど、今回かなりの破格で沖縄に行けるキャンペーンを利用することが出来まして。

と言っても自分はそういう部分なかなか積極的に動けるタイプではなく、常日頃「飛行機でどっか行きたいなぁ、遠くへ…」なんて言っているばかりだったのですが、それを聞いた妻がそういった情報サイトへ登録し、沖縄行きのお得なチケットを見つけ、予約から何から全てやってくれたというわけでして、もう、本当に感謝で頭が上がりません。

とにかくそういうわけで今回、オフシーズンの沖縄を生意気にも堪能しまくって来てしまいましたので、読者のみなさまにおかれましては僕の浮かれっぷりがいちいち鼻につくかと思いますが、何卒ご辛抱頂き、何回かに渡って沖縄レポートを綴らせてもらえたらと思います。

何卒よろしくお願い致します。


さて、今回空の旅をお願いするのが航空会社の「エアアジア」さん。

ネット上ではサービスが悪いなんて評判も聞いたりしますし、実際のところどうなんだろう?なんて思いながらも利用してみたのですが、まず事前のネットでの手続きが相〜当〜にややこしい!
特にWEBチェックインという、ネット上で済ませておくと乗り込む際にスムーズかつお得というサービスがあるんですが、これがさっぱり前に進まない!
画面表示もバグってなんだかわかんないし、カスタマーサービスに電話したりしながら、2人がかりでなんとか完了まで漕ぎ着けました。
こりゃあ先行きが不安だぞ…なんて空港に向かったわけですが、手続き〜フライト〜到着まではあっけないほどにすんなりといきましたね。




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いざ機内へ!



エアアジアの飛行機はご覧の通り機体が小さく、ターミナルからバスで近くまで運んでもらった後に階段から乗り込むという素朴さ。
間近で飛行機が見れて、これはこれで楽しいです。
ハッピを着ればビートルズごっこが、グラサン付けてパイプをくわえればマッカーサーごっこが出来ますし。




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ほんとに飛んだ!



座席はなるほど、確かに狭めですし、機内では持ち込んだ飲食物を食べてはいけない上にドリンクやフードは全て有料なんですが、国内の移動なら大した問題ではないですね。
社員やCAのみなさんはきちんと丁寧な対応をしてくれますし、文句を言いたくなることは何もありませんでした。

3時間ほどで無事那覇空港に到着。
そこからモノレール“ゆいレール”に乗ってホテルの最寄り「旭橋駅」へとやって来ました。




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旭橋駅前



超都会!
なんか想像してたのと違う!

到着したのが夜とあって機内から真っ青な海も見てないし、なんだかまだ実感が湧かないですね。

そうそう今回の日程、沖縄着がけっこう遅い時間だったんです。
20時前かな。
だけども初日の夜なんで、沖縄っぽさは絶対に味わいたい。
そう思ってですね、“宿から近い”“沖縄らしい料理がある”この2点に条件を絞ってあらかじめお店を予約しておいたんですよね。

事前にグーグルストリートビューで近辺をウロウロし、店名検索なんかも駆使しながら選んだのが、宿の目と鼻の先にある「かいゆうてい サンシャイン通り店」さんでした。

こちらのお店、サブタイトルに“入門編”と付けたくらいで、ごくごく一般的な居酒屋さんです。
地元の方や沖縄通の方に言わせたら「へっ甘いな」と言われてしまうようなお店かもしれません。
ですが僕、結果から言うとその素晴らしさにもう、完〜全にノックアウトされてしまったんですよね。
お店を出た瞬間に「沖縄恐るべし!」と叫んでしまうくらい。

僕と同じように経験が浅く、「まずはオーソドックスな沖縄らしさを味わいたい」という方が初日なんかに行くのにはベストなんじゃないかな〜と思う、確実におすすめのお店です!


ではでは…




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まずはオリオンビールで乾杯!



う〜む…この圧倒的な感情を言葉で表現するのは至難の業だぞ…。
強いて言うならば…そうだな…

うますぎる!!!

うん、うますぎました。
うますぎましたね、沖縄到着後初のオリオンビール。
この後滞在中に何杯も頂いたオリオンビールですが、やはりこの1杯は至福でした。
480円也。

ではお料理の方も紹介していきましょうか。




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ごまカンパチ(480円)



ご存知の通り僕が最も敬愛する生魚である、ブリ〜カンパチライン。
えっご存知じゃなかったですか?そうですか、まぁいいんですけど。

とにかくこれはゴマだれに漬け込まれたカンパチですね。
カンパチ刺(380円)というメニューもありましたが、ちょっとだけ甘めのタレにゴマの香ばしさとコクが加わって、迷ったけどゴマの方にして良かった!そんなお味でした。
最高!




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手作りスーチカー(580円)



出た!この名前だけじゃなんだかわかんない系メニュー!
スーチカーとは豚の三枚肉の塩漬けのことみたいですね。
ご存知の通り僕が一番好きなお肉類であるところの豚バラ!
あ、知らなければそれでいいんですが、とにかくこれを沖縄の自然塩で漬け込んでいるわけですから、塩の甘味と肉の甘味、これが見事なマリアージュといった塩梅で、まー、たまんないです。
ほんのちょっぴり柚子胡椒を付けて頂くとさらに酒が進む!




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島豆腐あつあげ(380円)



しっかりと頼もしい弾力がある島豆腐ですが、周囲の衣が熱をとじ込めているおかげで湯豆腐のような滑らかさもあり、あーもう、日本全土の厚揚げをこれに統一して欲しいくらいうまいっす!




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浅漬・シークワーサー風味(280円)



漬物にシークワーサー。
突いて来るな〜、沖縄に憧れる観光客のツボを!
名前の通り柑橘系の酸味が野菜の旨味と相まって、超〜フレッシュ!


…ところでこれだけいいつまみが揃って来ると、もうそろそろアレいきたいんじゃないっすか?
はい、僕も同じ気持ちです。

そう…泡盛!

いいですか、腰を抜かさないで下さい。
先程僕、ネットで検索して予約をしておいたって言いましたよね?
その際、クーポンも一緒に印刷といたんです。

「クーポンの内容は?」って?
お会計の5%オフ?島らっきょう1皿サービス?
いやいや…それはかいゆうていさんをなめ過ぎってもんですよ。

これこれ!




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オリジナル泡盛「海人」1本サービス!



どうです?とんでもないでしょう?我々、2人ですよ?
水と氷はそれぞれ200円なんですが、そのまたでっかいこと!
これじゃあ大学生が下宿に集まって一晩宴会するコースじゃないっすか!

信じられないことにこの泡盛がサービス!タダ!無料!
とんでもねぇ…。

クーポンは人数によって使える内容が変わって来るんですが、こちらの利用条件は“1名様から”w
もしも1人で行ってサービスでこんなボトルが出て来た日には、テンパって「俺を酔わせてどうする気だ!」とか叫んじゃいますよね。

少人数から使えるこのサービスですが、大人数の方にもおすすめだと思います。




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いただきます



お次は定番。

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グルクンの唐揚げ(580円)


グルく〜ん!
会いたかった!

フワフワで肉厚の身もさることながら、カリッと揚げてあるからこそ食べられる頭や骨周辺の香ばしさ!
なんでグルクンって、こんなにも唐揚げで栄えるんでしょうか!

グルくん、またね!

そしてここからはさらに、旅先で大きくなった気持ちに正直に、贅沢ゾーンに突入していきます。
一応覚悟しといて下さいね!




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特上石垣牛にぎり(980円)



にくのおすし〜!
1つ1つは小振りですが赤身の旨味がしっかりと感じられます。
上品!




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伊勢エビのウニソース焼(880円)



い、い、伊勢エビ〜!!!

メニュー表から見てもかいゆうていの目玉であろう伊勢エビ料理。
ウニソース焼の他に、タルタルソース、ゴーヤの島サラダ風があってどれも880円です。

なんのカラクリも無しに半身分の伊勢エビの身がゴロッゴロと詰まって、ベースが甘酸っぱいソースにウニの濃厚なコクが加わり、なんていうんでしょうか…、いやもう、なんとも言い様がないです…。

なんとも言い様がないので、代わりに別角度から撮った写真載せときます。




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伊勢エビの…ウニソース焼…880円…



あらためて東京では考えられない、破格ですね。


では最後に、どれも甲乙付けがたいお料理たちの中で、一番印象に残った1皿をご紹介したいと思います。




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ソーキ炙り(580円)



沖縄料理と言えばまずはこれを思い浮かべる方も多いんじゃないでしょうか。
ソーキそばの具のあれ、部位で言うと豚のあばら肉、スペアリブってやつだそうです。

見るからにうまそうなこのソーキ炙りなんですが、口に入れて衝撃を受けましたね。
噛んだ端からホロホロと崩れる!
肉も脂もトロットロで、軟骨部分もお構いなしに食べられる!

甘めで香ばしいの味付けも絶妙で、かなり多目にわさびを乗せてもとろけ出す脂にコーティングされて辛味は全く感じません。
ただただ濃厚さと爽やかさがハーモニーを奏でまして、もう、全身がダラーンと無抵抗になってしまいます。

ですがなんとか腕だけでも動かして、泡盛を口に注ぎ込むと…。
あとは想像にお任せします!


はい。
てなわけで、到着直後の沖縄欲を120%、いや200%、いやさ1000万%満たしてくだすったかいゆうていさん。
泡盛の無料が効いて、これだけ食って飲んでも1人頭3,000円ちょっとという驚異のお会計を叩き出して下さいました。


お店を出た所で出会った、人生1位を更新してしまったかもしれない可愛い猫ちゃんの写真をご紹介して、沖縄編その2へと続こうと思います。




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なにこの生物!?





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まぼろし!?






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かいゆうてい サンシャイン通り店/グルメ・クーポンのホットペッパー




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posted by パリッコ at 10:28 | Comment(0) | 第51回〜第75回
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